扱いに注意!PCB廃棄物・その処分方法

扱いに注意!PCB廃棄物・その処分方法

今回は「PCB」について特集します。

「PCB」とは?

PCBは「ポリ塩化ビフェニル」の略称です。

熱に対して安定しており、電気絶縁性・耐薬品性に優れている特徴があります。そのため変圧器やコンデンサ等の電気機器絶縁油や可塑剤等広い分野に用いられてきましたが、カネミ油症事件に代表されるように、人体に様々な悪影響を及ぼすため、1975年に製造・輸入が原則禁止されています。

PCB廃棄物とPCB特別措置法

PCB廃棄物はPCB特別措置法によって、2016年までに処分することが義務付けられています。また、使用中のPCB機器については、2010年4月以降適用される資産除去債務の計上対象となっています。よってPCBは保有しているだけで高額の負債計上対象となってしまいます。

PCBを含む機器や廃棄物には地震や津波対策を!

また去年の東日本大震災では津波によって発生した災害廃棄物の中にPCBを含む機器が混入している事例が多数あり、飛散・流出が懸念されています。静岡県でも東海地震によって同様の被害が発生する可能性があり、特に浸水被害が想定されている地域でPCB廃棄物を保管している場合保管場所の変更や転倒・流出防止措置を講ずる必要があります。

PCBが使われていた機器の一例

PCB廃棄物のリサイクル・処分方法

PCB廃棄物はその濃度によって高濃度、微量に分けられます。現在高濃度PCB廃棄物を処理できるのは日本環境安全事業株式会社様(JESCO)のみで、微量もJESCO様の他、今後増設見込みの認可施設のみと、処理できる施設は限られているのが現状です。

高濃度PCB廃棄物の処理方法の例をご紹介します。「脱塩素化分解法(PCBの分子を構成している塩素とアルカリ剤等を反応させてPCBの塩素を水素等に置き換える)」「プラズマ分解法(アルゴンガス等のプラズマによってPCBを二酸化炭素・塩化水素等に分解する)」等といった処理方法があります。またPCBの容器等に付着したりしみこんでいる場合もあり、この場合も溶剤洗浄法や真空加熱分離装置により残さず処理していきます。

微量PCBの処理方法にはロータリーキルン式焼却・溶融炉で高温での焼却処分(1100度以上の高温で焼却する)が一般的です。

PCB廃棄物の処理については・・・

PCB廃棄物の処理については先述のJESCO様ホームページをご覧ください。