株式会社クリショー様の美しい安定型埋立処分場。

株式会社クリショー様の美しい安定型埋立処分場。

今回、広島県の安定型処分場である株式会社クリショー様を田中が訪問してきました。

初めての安定型処分場見学ということで、知識でしか得たことのないものを実際の目で見ることにより、安定型処分場への認識を新たにすることができました。廃棄物の終着点である最終処分場とはどのような場所なのでしょうか。

安定型最終処分場とは

最終処分場は、環境保全の観点から汚水の外部流出、地下水汚染、廃棄物の飛散・流出、ガス発生、そ(鼠)族昆虫の発生等を防止しながら、所要量の廃棄物を安全に埋立処分できる構造物です。

処分可能な物によって、その構造・基準が異なっており、三種類の最終処分場がありますが、安定型最終処分場では、有害物質や有機物等が付着しておらず、雨水等にさらされてもほとんど変化しない安定型産業廃棄物(廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず、がれき類)が埋立処分することができます。埋立を行っても性質が変化せず、ガスや汚水の発生がなく環境汚染をしないものが対象となります。

株式会社クリショー様とは

広島県広島市で、17年にわたり安定型最終処分場を稼働させ、地域の方々にもご理解を頂きながら長期にわたり事業を行っている産廃処理業者です。グループ会社で行われている建設業のノウハウを生かし、安定型最終処分のスペシャリストとして、環境保全と汚染予防を最重要事項として、安全・安心、そして非常にきれいな処分場を運営しています。ISO14001も認証取得しています。

何故静岡から広島へ?処分場の現状

広島駅から車で約1時間。広島県と島根県を結ぶ大きな国道から少しそれた山間部にクリショー様の安定型最終処分場はあります。

現在、中間処理後の安定型廃棄物の一部をチューサイからクリショー様に搬入していますが、静岡県内の廃棄物が広島まで行っているのは驚かれるかもしれません。現在、クリショー様では、関東方面からも受入をされています通り、震災の影響もあって、東日本方面では最終処分場の確保が難しくなっています。関東、中部の廃棄物が西部方面で処分されているのが、国内の現状となっています。

クリショー様の所在地

処分場の容量は?

処分場の埋立面積は157,285.6m2となっており、東京ドーム約3.3個分です。埋立容量は3,948,728.4m3となっており、今年4月時点での残容量は2,101,821m3と、今後も継続可能な十分な残容量が確保されています。

まだまだ余裕の残容量!

搬入される廃棄物への対応

埋立物が搬入される毎に、それらを必要に応じて、許可取得済みの移動式破砕機にて破砕して埋立物を細かくします。その後、コンパクターと呼ばれる大型の重機にて十分に転圧をかけます。複数台の重機が稼働し、効率的に作業を行っている風景は圧巻です。一日の搬入物の処理が終了後、即日覆土を行っています。毎日覆土をすることで、臭気の発生を防ぎ、衛生面での対策を徹底しています。

大型重機が動く光景は圧巻の一言!

処分場の安全対策

また、安定型埋立処分場では、不要となっているガス抜き用の管が本処理場では埋設されていました。搬入物に不適正なものが入っていないか、全車両展開検査を実施していますが、安心・安全への対策として、管理型埋立処分場と同様にガス対策がなされています。

ガス抜き用管

浸透水に関して、年一回の重金属の検査だけでなく、毎月水質検査を行い、COD、pHの値を確認しています。適切な維持管理が、最終処分場では最も大事なことです。

周辺地域への配慮

周辺自治会の方々とは協定を結んでおり、月に1回以上、施設の確認にもいらっしゃっています。処分場の見える化が進められていて、地域の方々にもご理解頂けていると感じました。最終処分場はもちろんのことですが、産業廃棄物処理というものは、地域の方々のご理解あってのものです。

クリショー様を訪問し、その広大な敷地にまず驚きました。今後も20年近くは埋立可能な処分場は、深さ・広さ共に想像を超えています。また、徹底した管理の元運営されており、埋立完了している部分の整地は完璧と言えるものでした。土堰堤どえんていも緑地化されており、景観や緑化に対しても意識されています。隣地は山林でありますが、シカが降りてきては、日向で昼寝をするなど、環境配慮が適切に行われているからこそだと感じました。こうした最終処分場があるからこそ、私たちの消費する生活は成り立っています。廃棄物を排出する際には、その先ではどのような処分がされているのか今一度考え、適正処分へのご協力をお願い致します。