産業廃棄物処理業者とパートナーとなって適正な処理を

はごろもフーズ株式会社様講演

はごろもフーズ株式会社お客様相談部環境問題担当マネージャー西林秀晃様


Q適正処理の確保のために最も大切なこととは?

西林:最も大切なことは、排出者として処分業者に対する要求は適正であるかということです。
 拝見する処分業者もお客様です。産業廃棄物処理業者とは同等の横並びの関係であるべきだと思います。パートナーとしてコミュニケーションを取り、連携していくことが必要です。

Q例えばどのようなコミュニケーションが必要?

西林:以前、優良認定処理業者を視察に行こうとした際に説明できる営業担当が不在のため、立会いの確認はできないと断られたことがありました。
 こちらの要求を投げかけるだけではなく、コミュニケーションを取りながら、視察の日程を決めたり、その時のお願いするときの言葉遣いは適切か、ということを気にかけることです。
 視察にいくときには対応する相手のことを考え、適切な時間に行くことも一つです。視察を1日通してするような長い時間の拘束は、自らのルールを押し付けることになります。そのため、1~2時間程度適切な時間で確認するなど相手のことも配慮した行動が大切です。
 優良認定処理業者の場合は、インターネットを利用する方法により実地確認を行うことができます。それも処分先を確認する方法の一つの手段として活かすことが必要です。

Qその他、今後重要となるパートナーとは?

西林:収集運搬業者や行政、静岡県産業廃棄物協会などです。収集運搬業者であれば、運搬先の処分業者で荷物が溢れていないかなど処分先の状況や、マニフェスト上の記載と降ろし場所は適正かなどの情報確認をします。

Qはごろもフーズ株式会社様の視察で注意していることとは?

西林:弊社では起用する前から処分が終了するまで一連の流れは優良認定業者であっても全て拝見します。しかし、全てを見ることには限度があり、多くの時間を要することになります。グレードを決めて確実に見なければならないものを見ます。見ているという姿勢が大事です。

Q視察で見るところのグレードはどうやって決めるのか?

西林:まずは、排出事業者としてどういうことを守らなければならないのか自分の会社の事を知る必要があります。自分の会社では何を製造・販売・管理しており、何を排出し、何をリサイクル資源としているかということです。そこから製造・販売・管理の中で遵守していくべきことを知ることができ、重視して見ていくべきことが見えてくるのではないかと考えます。

Q今後取り組むべきことは?

西林:食品不適正処理を見抜けなかった事案については不適正処理を見抜けなかった能力の問題だけではなく、圧倒的に監視する人員の不足だと考えます。
 実際弊社でも、環境問題についての責任担当は私だけです。今後も環境に関わる講演会などに積極的に参加し、こちらから提供するだけではなく常に学んでいきたいと思います。そして、学んだノウハウは周りに継承し、多くの社員が環境に興味をもって対応できるように育成していきたいです。
 お互い尊敬するパートナーとして排出事業者は、適切な態度で思いやりを持つこと。処分業者は目線を一緒にして意志を持って取り組むことが大事だと考えます。
(敬称略)

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(取材者:平成28年入社 総務部 広報担当 日高)