地球温暖化による身近な影響(2)

地球温暖化による身近な影響(2)

地球温暖化の影響で、ヒマラヤで年間470億トンの氷河が減少しているそうです。しかし、ヒマラヤとなんの関係もなく暮らしている私たちには、対岸の火事であり、なんの実感も沸かないニュース記事の一つでしかありません。

1月の特集「地球温暖化による身近な影響」で、静岡県を代表する農産物の温州みかんについて、地球温暖化による影響を取り上げました。しかし、これはあくまでも一例です。実際には私たちに身近なところでも、様々な影響が出てきています。

今回取り上げる「地球温暖化による身近な影響」は花粉についてです。
「ご存知でしたか?静岡県は県民あたりの花粉症率が非常に高いって。」これは、3月から放送されているチューサイグループのラジオCMの冒頭の一節です。春になるとスギ花粉、夏にはイネ、秋にはブタクサ。多くの方が苦しめられている方々が多いのではないでしょうか?そんな花粉症、意外にも温暖化によって花粉にも影響が出ているのです。

スギ花粉は夏の日照時間や気温が影響する

スギは、夏季に花粉を作り出します。それは、夏季の長い日照時間と高い気温が、樹木を活発に成長させているからです。地球温暖化により、夏季の気温が上昇し、さらに梅雨の時期に日照時間が延びているため、スギの成長を促し、花粉を増加させることに繋がっています。
そしてその花粉が開花時期に放出されることによって、多くの人々に影響を与えているのです。

花粉症と気温と日照時間

CO2増加でブタクサの花粉量が4倍

米農業省が発表した、「花粉症の悪化は地球温暖化が原因」という研究結果(植物学者、ルイス・ジスカ氏、2000年)によると、CO2 の量が2倍になるとブタクサの花粉量は4倍になることが分かったということです。

しかしCO2吸収にも貢献するスギ

成長の早いスギは、CO2の吸収量が多い樹木のひとつといわれています。適正な管理保育により、合理的なCO2吸収策とすることができるのです。スギとブナとの比較では、スギはブナの1.9倍のCO2を吸収すると言われています。
温暖化と花粉症防止の両立のため、国などでは多くのスギの品種の中から、花粉が少ないタイプを選び、花粉の少ない品種への植え替えを進めているとのことです。

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